資産のリバランスとは? 資産リバランスシミュレーターで売買額を計算する方法
株式と債券のように複数の資産に分けて投資していると、値動きによって最初に決めた配分(資産配分)から少しずつずれていきます。ずれた配分を元に戻すことを「リバランス」といいます。
このページでは、リバランスの考え方と、無料の「資産リバランスシミュレーター」で売買する金額を計算する方法を、具体的な数字で紹介します。
なぜリバランスが必要なのか
- リスクを決めた水準に保つ: 株式が値上がりして配分が増えると、知らないうちに値動きの大きい資産の割合が高くなります。
- 「高くなったものを売り、安くなったものを買う」を機械的にできる: 感情に左右されずに、決めたルールで売買できます。
ただし、売却すると特定口座では利益に税金がかかります。NISAで積み立てている場合などは、売らずに積立や追加の入金の配分で整える方法(ノーセルリバランス)もよく使われます。
試算の例: 株式60%・債券40%を目標にしている場合
今の資産が全世界株式650万円・国内債券350万円(合計1,000万円、株式65%)で、目標が株式60%・債券40%のとき、3つの方針で計算すると次のようになります(資産リバランスシミュレーターと同じ計算です)。
| 方針 | 全世界株式 | 国内債券 |
|---|---|---|
| 通常(売買して目標に戻す) | 50万円売る | 50万円買う |
| ノーセル(100万円を追加投資し、売らずに整える) | 10万円買う | 90万円買う |
| 取り崩し(150万円を引き出しながら整える) | 140万円売る | 10万円売る |
どの方針でも、売買のあとは株式60%・債券40%に戻ります。「取り崩し」は、老後に資産を少しずつ使っていく段階で、どの資産から引き出せば配分を保てるかを知りたいときに使えます。
資産リバランスシミュレーターの使い方
- 口座と資産を入力する: 証券口座ごとに、保有している資産の名前・今の金額・目標の比率を入力します。投資信託は口数で入力することもでき、その場合は売買も口数で表示します。
- 方針を選ぶ: 通常・ノーセル・取り崩しから選び、入金額・追加投資額・取り崩したい金額を入力します。
- 計算する: 資産ごとに売る・買う金額(または口数)が表示されます。
- 履歴に保存する: 今の状態を保存しておくと、あとで資産の推移を表やグラフで振り返れます。複数の口座をまとめた全体の配分も確認できます。
証券会社の画面のスクリーンショットを貼って、資産の金額を読み取る機能もあります。この機能は、ご自身で選んだAIのサービス(ご自身のAPIキーを使います)に画像を送って読み取るもので、送る前に送り先を画面に示します。運営者のサーバーには送られません。
計算の前提と注意点
- 売買の金額は、入力した時点の金額(口数の場合は今の基準価額)で計算します。実際の約定価格とは差が出ることがあります。
- 売却にかかる税金や手数料は計算に含めていません。
- ノーセル・取り崩しでは、売らない(買わない)資産があるため、追加投資額や取り崩し額によっては目標の比率まで戻りきらないことがあります。
将来の見通しも立てたいときは
保存した口座の残高を「ライフプランシミュレーター」に取り込むと、これまでの残高の推移と、給与・年金・生活費を含めたこれからの資産の見通しを、1つのグラフでつなげて確認できます。

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